勉強が嫌いな理由
「小学生が勉強を嫌いな理由」
子供達にも個人差がありますが、大まかに振り分けると二つの原因があるように思われます。
小学生低学年時には、ものすごく個人差があります。学校の授業ペースについていけなくなる子がいて当然の事です。
高学年に上がるにつれて授業はさらに難しくなり、低学年時に理解が出来ていない内容との組み合わせに戸惑うという現実が待ってます。
面白くない勉強をしても意味がないと、子供なりの判断をしています。
勉強や知識を得る事が、将来自分の人生の糧になるという事が分かるはずがありません。
習育舎スタッフからのアドバイス
誰のために勉強するの?
小学生のお子さん100人を対象に訊いてみると、学年によって様々な答えが返ってきます。
例えば、小学生低学年のお子さんの大半がこう答えます。
「お父さん、お母さんのため」
あーなるほど!!私も振り返ると、そういった時期がありました。
高学年のお子さんに多い答えは、自分のため、将来のため、など意外にしっかりとした
答えが返ってきました。
お子さん達は、なぜ勉強をしないといけないかという意味は、少なからず分かっているみたいですね。
将来に対して、具体的な内容は分からないなりにも必死になって勉強を頑張っている
お子さんもいます。
しかしその一方では、勉強についていけなくなり、どんどん進行する授業が面白くない。
そういった答えを返す子もいます。
「勉強は、あなたの為なのよ」 ってみなさんの気持ちがどうやったら分かってもらえるか?
その答えは、私達スタッフも日々考えておりますが、お子さんが大人になった時にしか答えが
もらえそうにありません。
私達から出来るアドバイスとしたら、お子さんが勉強から興味がなくならないように
努力してください。
その言葉しか思い浮かびません。
「勉強を疎かにする理由」
「高校受験を控えたお子さんを持つご家庭から一番多い内容のお問い合わせです。
中学校に入学した娘に、お祝いという事でスマホをプレゼントしました。
持たせて良いのかどうか、かなり迷いましたが、「周りはみんな持っているから」という言葉に押された次第です。
楽しそうに使う姿を見て、初めは嬉しく思っていましたが、最近になってある不安を抱くようになりました。
一日中、スマホを手放さなくなったのです。
学校から帰るとすぐにスマホを使いだし、寝る手前までずっと画面とのにらめっこです。
スマホを持つまで多少の会話もありましたが、最近では、何を話しかけても上の空状態でカラ返事ばかり。
食事の時もメールやLINEのやりとりをしていたので、注意した事があります。
すると、娘に反論されました。
自分の返事が遅いと 「なんで返事くれないの?」 とか 「ノリが悪いね」 とか言われ責められるとの事です。
うちの子は内気でおとなしい性格です。
スマホを持つ事によって、友達と楽しく仲良くやっているようなので、私も強く言い返す事が出来ませんでした。
ただ、この先このような状態が続くようであれば、 受験勉強どころではないと不安 を抱えてます。
子どもには子ども達の世界があります。
現在は、スマホ普及、子供達にも必須携帯となっています。スマホからもいろいろな情報が得られます。
ITは、ますます便利になり、切っても切れない社会になっています。
習育舎スタッフからのアドバイス
お子さんと約束事をしてみましょう。
「次回のテストで点数が下がったら、スマホの使用時間を少し減らそうね」
「もし、点数が下がるような事があったら、夜10時までしか使ったらだめよ!」 など
みなさんの包み込むような優しい言い方と、スマホが使えなくなるという怖さでお子さんは
机に座る事でしょう。
始めはスマホを横に置きながらの勉強になると思いますが、みなさんは我慢して見守ってあげてください。
絶対にやる気が失せるような言い方 だけは、避けてください。
お子さんの勉強嫌いを克服したいみなさんへ
克服は困難な道
強嫌いを克服するのは大変なことです。
嫌いなものを好きになるのはなかなかできないことです。
これが勉強ということになると、好き嫌いの問題が関係する以前の話になります。
しかし、とりあえず勉強はしなければならないものと考えられることから、どうしても嫌いとあからさまに表現している場合には、好きになってもらおうとするところです。
この場合、親ができること、先生ができること、家庭教師ができることがあります。
同じモノもありますが、それぞれの立場で行う方法を考えていきましょう。
勉強が好きになる事ができる
勉強嫌いの子供を好きにさせる方法として、てっとり早いのは、好きになったらどんなことが起こるのか?ということを理解させることです。
子供の年齢によってそのレベルは変わるものの、例えばご褒美のものがもらえる、賞賛を浴びることになる、成績が上がるなど様々なことがあります。
どれも当たり前のことですが、好きになることのプラス思考をきちんと内容として伝えることです。
子供にとって、それを与える事ができるのは、時には親でなければならないこともありますが、ある程度大きくなった子供の場合は、家庭教師のような立場の方が良いケースもあります。
家庭教師がきっかけを作る
他人である家庭教師は、子供とも年が近いこともありますが、威圧的な態度ではなく、やってみようという同意を与えることができます。
嫌いなものを押し付けられたとしても、好きになるきっかけを作ってあげることができます。
きっかけ作り、いきなり嫌いから好きになるのは困難ですが、やってみようかなと思うことから好きになることができます。